生活研究グループ

藤原 美里 佐藤 哲子 藤原 清香
今村 つゆみ 古澤 典子

衣食住に関わることを、お互いに教え合う「生活研究グループ」のメンバー。 時期ごとに梅干しや高菜といった保存食づくりを中心に 行っています。「なにより顔を見て話すことが ストレス解消です」





 集まった生活研究グループの5人。「生まれも育ちも南阿蘇」という佐藤さんと藤原清香さん、今村さん、古澤さんに加え「南阿蘇に嫁いできて14年」という阿蘇・一の宮出身の藤原美里さんと、いずれも”南阿蘇歴”が長いメンバーです。
 南阿蘇に長年住んでいるため「清らかな水は常にそばにあり、特別という認識はあまりない」と口をそろえる5人。南阿蘇において湧き水は身近にあるもの。「どの家も、歩いて行ける場所に湧水地が数多く点在しています。昔、水道が引いていなかった頃は、湧き水の所まで歩き、野菜や米を洗っていましたね」と今村さん。「今は水道が整備されたので湧水池を使うことはなくなった」ものの、整備された蛇口から出てくるのは、”南阿蘇の湧き水”。「山から引いてきた、天然のミネラルウオーター。県外に住む親戚から『こんないい水、出しっ放しにしないで!』と言われちゃう」と笑います。







 集まった生活研究グループの5人。「生まれも育ちも南阿蘇」という佐藤さんと藤原清香さん、今村さん、古澤さんに加え「南阿蘇に嫁いできて14年」という阿蘇・一の宮出身の藤原美里さんと、いずれも”南阿蘇歴”が長いメンバーです。
 南阿蘇に長年住んでいるため「清らかな水は常にそばにあり、特別という認識はあまりない」と口をそろえる5人。南阿蘇において湧き水は身近にあるもの。「どの家も、歩いて行ける場所に湧水地が数多く点在しています。昔、水道が引いていなかった頃は、湧き水の所まで歩き、野菜や米を洗っていましたね」と今村さん。「今は水道が整備されたので湧水池を使うことはなくなった」ものの、整備された蛇口から出てくるのは、”南阿蘇の湧き水”。「山から引いてきた、天然のミネラルウオーター。県外に住む親戚から『こんないい水、出しっ放しにしないで!』と言われちゃう」と笑います。




 5人は、生活研究グループとして月1回程度集まり、味噌や漬け物、梅干しなどの保存食を作る活動をしています。「毎年皆で試行錯誤して、わいわい作っています。『佐藤さんの漬け物がおいしかった、どうやって作るの』なんて教え合って、それが楽しいんです」と古澤さん。
 ただ、藤原清香さんが「私たちの上の世代では当たり前だった保存食づくりも、若い世代にあんまり伝わっていない」と付け加えます。藤原美里さんは「私も含め、20代30代の世代は、南阿蘇にずっと伝えられてきた豊かな生活を“選ばなかった責任を負う”必要があると思います。簡単に取り戻せる文化ではないことに、私たちと同世代、下の世代が後から気付いて後悔するんじゃないかな」と呟き、他のメンバーも深くうなずきます。南阿蘇の水の恩恵とともに、この地に残る文化を大切に思う気持ちが伝わってくるようでした。






                   
           
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